感謝の押し売り

人の役に立ちたい という言葉はよく耳にしますが、これは私にとって危うい言葉であります。

 

人に何かをして「あげる」ことに喜びを感じるのは、感謝の言葉が欲しいためではいけないと思うからです。

 

前にも書きましたが、人は生きているだけで、役には立っているので。

 

 

この考えにはきっと、もっと素晴らしい反論がいくつも帰ってくると思います。私の中でも明確な答えは出ていません。

 

昔、「感謝の言葉がないわねえ」と怒られたことがあります。

高校生だった私はパニック。

え、感謝は、してるけど、、言わないと怒られちゃうの?それじゃあ、本当に言いたい時と区別がつかないよ。

 

それからその方には絶対に思っててもあんまり思ってなくても丁寧な感謝の言葉をいつも伝えるようにしています。

 

それはそれでいいのかも。

 

でもでもでも

感謝してるでしょ〜

 

というなんだか威圧的なものがあっては、ひねくれ者はまず

「別に」

ってなりますよねえ。

 

あなたの役に立つから、ではなく、あなたの役に立てることが私の喜びだから、ですよね。

でも、役に立ってないと言われたら、どうしますか?自分の存在意義みたいなものはそこで一気に崩れ去ってしまいませんか?

 

私がここにいるのは、私の意思だから。感謝されようと、されまいと、私はそれで満足なのだ。

ではどうだろうか。

 

感謝の言葉は、予期していない、ちょっとした、プレゼントみたいなもの。

 

難しい。

 

 

結論は出ません。